来シーズンの渓流用にフライを巻き始めました。
まずはエルクヘアカディスから、と思ったのですがアレンジしすぎてしっくり来ていませんでした笑
なんとか落ち着いたのですが、そこまでに色々悩んだり、過去のパターンを見直したりして「エルクヘアカディスの奥深さ」が面白いなと思ったので記事にしてみます。
最初のエルクヘアカディス
タイイングを始めて最初に巻いたエルクヘアカディスがこちらです。
まずウイングのスタッキングが甘く、毛先が揃っていません。
ウイングが長く、ヘッド位置もちょっと前よりですね。
ボディにはピーコックハールを使っていました。
昨年の冬に巻いたパターン
今年の渓流シーズン用に巻いたエルクヘアカディスがこちら。
ヘッドが雑だったりハックルが長かったりしていますが使えるレベルにはなっています。
ピーコックハールでは沈みやすかったのでダビング材のボディに変えています。
今シーズン中盤に巻いたパターン
シーズン中に巻き直したパターンがこちら。
よりカディスのレッグに見えるようにハックルをソラックス部分だけにし、アンダーウイングにCDCを使っています。
フライ自体が軽くなり使いやすく、実際に釣果も上がっていたパターンです。
最近巻き始めたパターン
アンダーウイングにCDCを使うことでフライを軽くしつつ浮力を得ることができたのですがCDCはちょっと高価です。。。
そこでCDCの代わりにラムズウールを使って巻いてみました。
悪くはないんですがラムズウールの適量が分かりません笑
一旦CDCのアンダーウイングに戻してみます。
CDCは今まで2枚そのまま使っていましたがファイバーのみを使うように変更してみました。
ハックルをボディ全体に巻くパターンと前側だけに巻くパターンで作成。
CDCによってボリュームが出るのでエルクがフレア気味になります。
個人的にはあくまでカディスに似せたいのでそこまでフレアさせないウイングが好きです。
悩みに悩んだ結果、「一旦基本に戻ってアレンジ無しで巻いてみよう」と巻いたパターンがこちら。
ウイングが綺麗な二等辺三角形でフレアも弱く理想的です。
ここまで綺麗に巻けていれば使っていても不満は無さそう。
ひとまず来シーズンはアレンジ無しのエルクヘアカディスを使ってみようと思います。
まとめ
エルクヘアカディスの迷走をまとめてみました。
一番最初にタイイングする基本的なパターンでありながら釣り人の数だけアレンジが存在するパターンであり奥の深さを感じました。